Wordpressのパーマリンク設定について。
Wordpressのパーマリンクは「半永久的なアドレス」といわれているがこの言葉ちょっと語弊がある。
パーマリンク設定で設定したアドレスの内、半永久的に変わらないのは「postname」に設定して投稿ページで手動でアドレスの末尾を書き換えたときだけ。
あるいは、「post_id」に設定したとき(ただし、「post_id」にも問題はあるのだが)。
それ以外のパーマリンク設定は、ちょっとしたことで変わってしまう場合がある。
パーマリンクの設定とURLが変わるケース
ここでパーマリンクの設定次第でURLが変わるケースをご紹介しえ奥。
日付と投稿名
パーマリンクの構造で「日付と投稿名」「http://ドメイン名/2014/11/11/sample-post/」を選択した場合ドメイン名以下の部分は「/%year%/%monthnum%/%day%/%postname%/」で表示される。
この場合、「/%year%/%monthnum%/%day%/」の部分で表示されるパーマリンクは記事を更新しても変わらない。
ただし公開日を編集すると編集した公開日にパーマリンクが変更される。
月と投稿名
パーマリンク設定で「月と投稿名」を選択した場合、同様にURLの月の部分は更新時には変わらない。
でも、公開日を編集するとURLは公開日に変更される。
カスタム構造で、「year」「monthnum」「day」「hour」「minute」「second」を利用すると
カスタム構造で、「/%year%/」「%monthnum%/」「%day%/」「 %hour% 」「%minute%」「%second%」を利用すると更新時にはURLは変わらない。
がやはり、公開日を編集するとURLは公開日に変更されてしまう。
カスタム構造で「category」を利用したパーマリンク
パーマリンク構造で%category% を利用するとカテゴリーのスラッグを変更したときに記事のURLも変わる。
固有IDを使ったパーマリンク設定は引越し時に手間がかかるかも
固有ID番号は、記事だけでなく画像や下書きのデーターにも番号が振られる。
また
"サーバの移転などでデータのエクスポート/インポートを行うと空き番号を詰めてしまうため、一回でも記事の削除をしたことがあるとIDがずれてURLが変わってしまう"
のだそうだ。
このケースで問題になるのはサイトのサーバーを移転したとき。
記事に内部リンク「○○についてはこちらの過去記事をみてね」見たいなリンクがあった場合。
ただ、
"Wordpressのエクスポート&インポート機能の場合「wp_posts」についてはIDの振り直しはなされない。(post_idは引き継がれる)"
ということなので、そんなに神経質になることはないのかもしれない。
「デフォルト」「数字ベース」のパーマリンクは固有IDが使われている
パーマリンク構造の「デフォルト」「数字ベース」のパーマリンクは固有ID「%post_id%」 が使われている。
なので、サーバー引越しなどの時に不都合が生じる可能性を覚悟して選択する必要がある。
結局どれが一番?パーマリンクの設定
とまあ、パーマリンクひとつとってもいろいろと問題がある。
で、結局パーマリンクの構造はどれが一番良いのか?ということになる。
カスタム構造「postname」が一番安全だが手間がかかる
Wordpressのパーマリンク設定を「カスタム構造」で「%postname%」にして投稿画面でパーマリンクを英数字に手動で変更するのが一番安全。
本当に永久的に使うことができるURLはこの「カスタム構造」で「%postname%」にして投稿画面でパーマリンクのスラッグを英数字に手動で変更する方法。
ただし、投稿画面で書き換えをしないと、日本語がURLに表示されて、これまた不都合が生じる。
また、書き換えをしないと更新の際に、タイトルを変えると、パーマリンクも変わるという不都合が生じる。
投稿時の手動編集が必須なのが「%postname%」のが弱点。
書き換えるの面倒だよね。
引越しを考えなければ「post_id」でも
次に安心して使うことができるのがやっぱり「post_id」。
引越しを考えないか、引っ越したときに手動で内部リンクを書き換える覚悟をすれば、まずURLが変わらない。
パーマリンクは変わらないのが大事
「SEO上どんなパーマリンクが有効か?」とあれこれ考えるよりも、パーマリンクが変わらないのが何より大事。
あとは、投稿の中身。
そう考えると「category」「year」「monthnum」「day」「hour」「minute」「second」は使わないのが無難だと思う。
ただ、WordPressには「自動的にリダイレクトする」機能があるらしい。
この自動リダイレクトが機能するのは、パーマリンクを書き換えた時や記事を削除した時。
パーマリンク設定を変更したときも、以前のパーマリンク(ページアドレス)から、新しいパーマリンクへ自動でリダイレクトしてくれる。
ありがたい機能なのだが、削除した記事のリダイレクト先がどこになるのかはWordPress次第。
という、どこに読者が飛ぶかわからない怖さもある。
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